ゼミナール発表会の紹介

 

 みなさんこんにちは!

 

 今日は、1028日(日)に迫ったゼミナール発表会での川嶋ゼミの発表をご紹介したいと思います💁‍♂️💁‍♀️

 

 

 

 今年の川嶋ゼミの発表のテーマは、「反ASEANの動きは現出するか-国際関係から見るASEANの変容-」です。

 

 

 

 東南アジア諸国連合(ASEAN)1967年に結成され、2015年にASEAN共同体(AC)を設立しました。結成当初は5カ国で構成されていたASEAN1990年代には域内ほぼ全ての国家(東ティモールが未加盟)が加盟し、現在では10カ国から構成されています。日本の外務省からも「高い経済成長を見せており,世界の『開かれた成長センター』となる潜在力が世界各国から注目されている」と評される通り、ASEANはその高い経済成長率で近年世界中から注目されています。

 

 

 

 しかし、今では結成から半世紀を過ぎ、「『欧州連合』(EU)に次いで有益な協力機構という国際的評価を勝ち得るに至った」ASEANの道のりは、決して順風満帆と言えるものではありませんでした。第二次世界大戦後の独立に始まり、全世界を巻き込んだ米ソの二大超大国による冷戦、中ソ対立、冷戦崩壊、中国の急成長、そして現在の「米中対峙」などなど……ASEANは域外の大国を中心する国際関係に揺さぶられながらその都度、歩みを進めてきました。

 

 

 

 今回の発表では、ASEANが域内・域外の国際関係からどのような影響を受け、それらをどう乗り越えて現在に至るのかを歴史的に振り返ります。そして、現在の「米中対峙」時代でASEANはどうなっていくのか、どう乗り越えていくのかを考えていきます。

 

 この発表を通して「過去に何が起きたのか」「現在何が起きているのか」「未来に何が起きているのか」という国際関係史の醍醐味をお伝えしていきたいと思っています🙂

 

 

 

 当日は上記の発表に加えてゼミ試に関する情報をお伝えします。川嶋ゼミ独自フォーマットのESも配布する予定です。

 

 どうぞ奮ってご参加ください!ゼミ生一同お待ちしております🤗

 

 

 

 

《ゼミナール発表会詳細》

 

日時:10月28日(日) 13:55~14:35

 

場所:駿河台キャンパス リバティタワー 14階 1145教室

 

テーマ:反ASEANの動きは現出するか-国際関係から見るASEANの変容-

 

 

 

 

1 外務省「ASEAN(東南アジア諸国連合)」〈https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/page25_001325.html(20181020日最終閲覧)

 

2 黒柳米司(2017)ASEAN半世紀の総括的回顧-「外交的プリズム」としての紛争-」『海外事情』『海外事情』65(1),p 3,拓殖大学海外事情研究所.